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フェアトレードチョコレート

NO BASEとともにフェアトレードのチョコレートと手紙が届いた。
ボリビアでとれたカカオとフィリピン ネグロス島の黒砂糖でできているチョコレート。
先日「おばさんたちが案内する未来の世界」をみてから何度もボリビアのことを思い出していたところにボリビア産カカオのチョコレートが。

13年前、友人をたよってボリビアに行ったのだが、そのとき「お土産になにがほしい?」と尋ねたら、お茶でも梅干しでもなく「コーヒー豆」といわれたのだった
ボリビアでコーヒーは栽培されているがいい豆は全て輸出されてしまい、コーヒー豆が手に入らないのだ、という。行ってみると街のあちこちでコーヒー豆は売っていた。ただし日本で売られているようなきれいな豆でなく深く煎られて真っ黒に近い割れた豆だった。いれ方もドリップなどとは違ってものすごく濃いエキスを抽出してびんにためておき、コーヒーの注文があるとその液体をお湯でうすめて出す。人々は何杯も何杯も砂糖をいれてのんでいた。私は砂糖をぶちこめないので、たいがいカフェ・コン・レチェ(ミルクコーヒー)を飲んでいた。お金もちが行くようなこじゃれたコーヒーショップではネスカフェが飲めた。それが高級なコーヒーだった。
友人は私が持って行ったコーヒー豆を冷凍して大事に飲んでいた。
私があたりまえのように飲んでいるコーヒーのむこうにもこんなことがあった。

フェアトレードの品物は決して安くない
では、私たちが安く手にしている品々の裏にどんな現実があるのだろう
安いから、お得だから、便利だから
いろいろと理由をつけて買い物を続けているけれど
本当に必要で大切にしていかれるものってなんだろうな、と考えてしまう

チョコレートをしみじみと味わう
土を耕している人たちを思う

ラパスの空気の薄さがよみがえる
by limacchi | 2007-12-12 22:35 | てくてく

飯田和美○てくてくあるく


by ももんがぁ
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